粗大ゴミの種類を徹底解説!
粗大ゴミって何?
どんなゴミが粗大ゴミに該当するのでしょうか?
粗大ゴミの定義は家庭から排出されるゴミで、具体的には家具、大型家電、自転車、布団などがあります。大きなものや小さくても焼却前に小さく砕かなければいけいないものを差します。
粗大ゴミは専用の施設に運ばれ、粉砕し、鉄など素材ごとに仕分けされます。可燃できる部分は焼却処分し、可燃できない部分は埋め立てられます。
家電製品の場合粗大ゴミに当たるのは、「1辺30cm以上の長さを持ち、家電リサイクル法の対象とならない製品」です。家電製品以外では、「1辺40cm以上、もしくは棒状で80cm以上」のものです。
また普通ゴミであっても廃棄量が多い場合、粗大ゴミとして見なされます。具体的には一度に廃棄するゴミの量が、40~45ℓの袋で4つ以上になる時です。通常家庭で出るゴミの量にしてはあまりに多すぎるため、粗大ゴミ扱いとなります。
粗大ゴミの処分方法は3通り!
粗大ゴミの処分方法には、大きく分けて3通りあります。
1つ目は自治体による戸別収集です。戸別収集の場合、自治体にゴミ処分を依頼し、自治体から指定された場所に自分でゴミを持っていきます。料金の支払いはコンビニエンストアなどで事前に行う必要があります。この方法は指定場所までゴミを自力で運ぶ手間と行政の決めた日程に合わせ、ゴミを持っていかなければいけないという面倒があります。料金も取りに来て貰う分高く、1点につき1,000円以上の処分費がかかります。
2つ目は処分したいゴミを、清掃工場やクリーンセンターなどに自分で持っていく方法です。清掃工場に直接持っていくのは面倒ではありますが、戸別収集にはないメリットがあります。まず自分で工場まで運ぶため、戸別収集に比べ処分費用が安くなります。料金はゴミ10kgで200〜400円程度です。1点何円という値段ではなく、総重量で手数料が決められます。
また直接持ち込みの場合、工場の受付時間の制約はあるものの、事前に日程調整をする必要がないので、自分の好きな時にゴミを処分することができます。
3つ目は回収業者に処理を依頼することです。回収業者では電話一本でゴミの回収を行ってくれ、料金も1つあたり1,000円〜と戸別回収時と変わらない価格か、それより安い価格で引き取りを行ってくれます。また戸別回収には回収不可なゴミがありますが、業者による回収の場合特に引き取りができないゴミがありません。
注意!アスベスト含有製品の処分
粗大ゴミの中にはアスベストという有害物質が含まれている可能の高いものがあります。
アスベスト含有の可能性が高い場合は、事前に申請する必要があります。
アスベスト含有の恐れのある品目には、ドライヤー、電気ポット、トースター、こたつなどの電気製品や、ガスコンやストーブといった石油、ガス製品、その他自転車、釣り用リール、ガラス製魔法ビンの中ビンが挙げられます。
古い製品ほどアスベスト含有の可能性は高まるので、事前にメーカーに問い合わせるなどして含有の有無を確認しましょう。アスベストが含有されているゴミの場合、自治体に連絡し、どのように処分すればいいのか指示を仰いでください。回収業者もアスベスト製品対応可能な業者と、非対応の業者の2社があります。